|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ トライ : [とらい] 【名詞】 1. try 2. (n) try ・ カー : [かー] 【名詞】 1. car 2. (n) car ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
M1128 ストライカーMGS (M1128 Stryker Mobile Gun System, MGS) は、アメリカ陸軍ストライカー旅団で運用される装輪式自走砲である。 スイスのモワク社によって開発されたピラーニャIIIをベースにジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ・カナダ(GDLS Canada)が製造しているストライカーシリーズの車種で、主武装としてM68A2 105mm砲を装備している。 == 概要 == M1128の主砲であるM68A2 105mm戦車砲は元々イギリスで開発されたライフル砲で、M60パットンやセンチュリオンなど、西側諸国の多くの国の主力戦車の主砲として採用されていた。M1128の105mm砲は自動装填装置や安定化装置を装備して射撃や装填が自動化されており、砲塔の前面投影面積は非常に小さなものになっている。車内に18発の砲弾を搭載可能で、毎分5~6発の射撃速度を持つ。M68は対戦車砲としても優秀であるが、M1128の主な任務はストライカー旅団で歩兵の火力支援を行うことであり、対戦車戦闘を主任務として考えられた車両ではない。 M1128の105mm主砲は4種類の砲弾を運用可能である。M900運動エネルギー弾は装甲車両への攻撃、M456A2成形炸薬弾は非装甲車両や敵兵士への攻撃、M393A3粘着榴弾はバンカー内の敵兵や隠れた敵狙撃兵への攻撃や壁を破壊して歩兵の侵入路を確保するなどの用途、そしてM1040キャニスター弾(散弾)は散開した敵兵への攻撃に使用される。 初期のM1128には空調システムが装備されていなかったため、コンピュータのオーバーヒートが多発し、また兵士は冷却機能を持ったベストを着用するなどしていた。その後、改修により空調システムが装備された。 また、大型の砲塔のわりにはハッチが小さく、緊急時の脱出は容易ではない。自動装填装置の修理が発生した場合には、兵士は車外に出て作業を行う必要がある。 M1128は2002年に最初のプロトタイプが完成し、アメリカ陸軍への部隊配備は2007年に行われた〔military-today.com M1128 Stryker Mobile Gun System 〕。アメリカ陸軍は総計142両のM1128を導入し、2013年の時点で各ストライカー旅団に27両、各大隊に9両ずつ配備されている。 2013年後期には、アメリカ軍はM1128を"空輸可能な装甲化された自走砲"として敵支配地域等への侵入任務に運用することを検討した。これまでイラクやアフガニスタンで第82空挺師団がこういった突入任務を行う際には攻撃航空機による支援をおこなっていたが、この方法は正確性に欠け、民間人に被害を出したり、隠匿された目標物を攻撃できなかったりという問題があった。この問題に対し、第18空挺軍団にM1128ストライカーMGSを装備し、敵支配地域への侵入任務に使用するプランが考えられた。ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ・カナダは既存のM1128に対し、防御力の強化やサスペンションの強化などを行い、この任務に最適な車両を開発できると提案した。この車両はMPF(Mobile Protected Firepower)と呼称されており、2024年頃に配備予定とされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「M1128 ストライカーMGS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|